千葉県千葉市「市が保有する住民情報を活用した、市民一人ひとりに合わせたプッシュ型通 知サービス「あなたが使える制度お知らせサービス ~For You~」」

展開地域名: 千葉県千葉市

分野:
住民窓口サービス
医療
子育て
キーワード:
コミュニケーションツール

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解決すべき課題

市が実施する制度は多岐にわたり、市民にとっては制度の検索や問合せに時間を要することから、自らが対象となっていることに気が付かず、受給漏れなどが生じているケースがあった。

解決の手法

市は様々な手続きをとおして市民から住民情報を預かっているため、これらの情報を解析することで、市民一人ひとりに合った情報提供が可能であることから、LINEを活用した市民へのプッシュ型通知サービス「あなたが使える制度お知らせサービス ~For You~」を令和3年1月より開始した。

これは、千葉市が保有する住民情報を活用し、各制度の受給対象となる可能性のある方にLINEのメッセージによりプッシュ型で個別にお知らせすることで、受給漏れなどの防止を図るものである。

解決における工夫点

■単なるプッシュ型通知ではなく、市で管理する住民情報を解析することで、個々の市民の生活状況に応じた制度の通知をすることが可能となった。このように、対象者の情報に合わせたプッシュ型通知サービスは、全国でも初の取
組と認識している。

■市が独自にアプリ等を開発するのではなく、市民に広く利用されているソーシャルメディアであるLINEを活用することで、市民にとって利便性が高まるよう設計した。

■知対象制度は、子ども子育て・福祉分野を中心に選定した。選定にあたっては、市民からの申請により給付や減免が受けられる制度や、個別通知によって申請率(受給率)の向上など効果が見込める制度のうち、「未申請の理由が、申請忘れや制度を知らないことによるもの」、「受給率が低く(95%未満)、プッシュ型で情報提供することにより受給率の向上が期待できるもの」及び「(実証実験時に実施した)アンケートの回答数が少なく、制度があまり知られていないと思われるもの」の3つの要件に該当する制度を対象制度とすることで、市民にとってニーズの高い情報を通知できるよう工夫した。

事例による成果

サービスの利用申請者数:8,019 人(令和 4 年 5 月 10 日時点)

参考資料

本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 千葉県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■2022年度 夏のDigi田甲子園 千葉県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/chiba.html

■地域社会のデジタル化に係る参考事例集
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

■会見録(令和2年12月24日)
https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/kisya/se201224.html

■あなたが使える制度、ラインで通知します 千葉市28日から新サービス
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/755517

■おすすめサービス、LINEで通知 21年1月から千葉市
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB280KJ0Y0A221C2000000/

事例に関する問い合わせ先

総務局情報経営部業務改革推進課

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