栃木県「職員の働き方改革・行政サービス向上の施策の一つとして生成AIを活用」

展開地域名: 栃木県

分野:
自治体組織内改革
キーワード:
ワークフロー
コミュニケーションツール
AI
IoT

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解決すべき課題

■行政の業務が多様化し、複雑化する中での将来の人口減少による職員の確保、行政サービスの品質向上。

(自治体通信ONLINE「セキュアに生成AIを活用するため『Azure OpenAI(ChatGPT)』を採用し、さらなる行政サービスの向上に期待」、NHK 栃木 NEWS WEB「栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す」参照。)

解決の手法

■栃木県は、職員の働き方改革などを推進する施策の一つとして生成AI の導入を検討。2023 年4月下旬から「ChatGPT」の庁舎内複数部局での試験運用を開始した。
(自治体通信ONLINE「セキュアに生成AIを活用するため『Azure OpenAI(ChatGPT)』を採用し、さらなる行政サービスの向上に期待」、NHK 栃木 NEWS WEB「栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す」参照。)

● 同年 5 月に職員向けの利用ガイドラインを作成。チャットGPT の利用に際し、情報漏洩や著作権侵害などが懸念されていることから、個人情報や機密情報を入力しない、AI により作成された内容が著作権侵害に触れていないか確認することなどを記した。
(日本経済新聞「栃木県、チャットGPTの活用決定 9月めど」参照。)

事例による成果

【活用実証結果】

◎ 注意すべき点はあるが、うまく活用することで業務効率化が図れるという意見が大勢であった(44/51 件)

・「従来は 1 ~ 2 時間かかっていた作業が 10 分程度で済ませられるようになった」「作業時間が体感で 3 分の 1 程度に短縮された」といった評価があった。
(自治体ONLINE「セキュアに生成AIを活用するため『Azure OpenAI(ChatGPT)』を採用し、さらなる行政サービスの向上に期待」参照。)

<活用可能と思われる業務>

・資料、あいさつ文などの原案(たたき台)の作成

・企画等のアイデア出しや自分の思考の深掘り

・複数のエクセルデータの統合などを実行するためのエクセルの数式、マクロの作成

・施策検討のためのペルソナの設定(栃木県に観光に行く若年女性など)

・指定した項目に関する情報検索(全国の都道府県の動向など)

・文章の要約、校正 など

<活用する上での注意点>

・検索した結果の正確性に欠ける

・リアルタイムでの情報確認ができない

(栃木県「チャットGPTの活用方針について」より。)

● Microsoft社の「Azure OpenAI Service」を導入、セキュリティに配慮した環境での運用の下、職員約 4200人が利用できる環境を整え、業務用端末が配備されている全職員を対象に、令和 5 (2023) 年 9 月 8 日(金)から本格運用を開始した。
(AIsmiley「栃木県、生成AI「ChatGPT」を本格運用へ」、NHK 栃木 NEWS WEB「栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す」参照。)

・県独自の ChatGPT のサイト、「栃木県庁AIチャットさん」の運用を本格的に始め、職員が各端末からアクセスできるようになっている。

・本サイトで、会議の挨拶文・表計算ソフトの数式の作成等を AI に依頼すると、すぐに文章で案を作成する仕組み。

 ー例:「栃木県の魅力を伝えるキャッチコピーを5つ作成して」と依頼すると、わずか5秒ほどで AI が案を提示する。

 この際、依頼文の冒頭に「あなたは優秀なコピーライターです」などと、AI に担ってほしい役割を明確に示すことがポイント。具体的な指示が有効な案の提示に繋がる。

(NHK 栃木 NEWS WEB「栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す」参照。)

【今後の展望】

「AI ができることと人間ができることのバランスを取りながら有効に活用」することを目指し、ChatGPT の使用にあたってのガイドラインを策定し、情報の漏えいや著作権の侵害などに注意しながら積極的に活用していく。

(NHK 栃木 NEWS WEB「栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す」参照。)

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2023 年 4 月~継続運用中

参考資料

本事例は、「栃木県 生成AIチャットGPTの本格運用について」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■栃木県

・生成AIチャットGPTの本格運用について 2023年9月7日発表
https://www.pref.tochigi.lg.jp/b03/houdou/2023seiseiai.html

・チャットGPTの活用方針について 2023.5.23 行政改革ICT推進課
https://www.pref.tochigi.lg.jp/a04/society5/documents/tyattogpt.pdf

■NHK 栃木 NEWS WEB

・栃木県がChatGPTを本格導入 業務効率化を目指す 09月11日 13時44分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20230911/1090015940.html

■自治体通信ONLINE

・セキュアに生成AIを活用するため『Azure OpenAI(ChatGPT)』を採用し、さらなる行政サービスの向上に期待 株式会社大塚商会 2023.11.15
https://www.jt-tsushin.jp/articles/column/platform-otsuka-shokai-20231025

■AIsmiley

・栃木県、生成AI「ChatGPT」を本格運用へ 最終更新日:2023/09/14
https://aismiley.co.jp/ai_news/tochigi-ai-chat-gpt-azure/

■朝日新聞DIGITAL

・チャットGPT利用 栃木県が検討開始 2023年5月8日
https://digital.asahi.com/articles/ASR577525R4XUUHB009.html

■日本経済新聞

・栃木県、生成AIを本格運用 文章作成や企画立案に活用 栃木 2023年9月8日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC085980Y3A900C2000000/

・栃木県、チャットGPTの活用決定 9月めど 2023年5月23日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC236110T20C23A5000000/

事例に関する問い合わせ先

行政改革ICT推進課 デジタル行政担当
Tel: 028-623-2215
Email: gyokaku-ict@pref.tochigi.lg.jp

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