青森県青森市「ヘルステック・モビリティやIoTを活用したみまもりサービスで健康寿命延伸」

展開地域名: 青森県青森市

分野:
医療
健康
キーワード:
AI
IoT

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解決すべき課題

課題①:本市の平成 27 年度の特定健康診査受診率は、目標 60%に対し40.3%に留まり、特に浪岡地区の受診率は 27.0%と本市の受診率を大きく下回っている。
課題②:浪岡地区は、訪問診療を行う在宅療養支援診療所・病院が、2 施設しかなく、寝たきりの状態にあるなど要介護 5 に該当するかたの 1 施設当たりの人数は 76.5 人と青森地区の 60 人に比べ多くなっており、医療従事者が不足している状況にある。

解決の手法

・平成31年2月に(株)フィリップス・ジャパンと「ヘルステックを核とした健康まちづくり連携協定」を締結するとともに、「あおもりヘルステックコンソーシアム」を設立し、「モビリティを活用した予防サービス」の提供(ヘルステック機器を搭載したモビリティで集会場等に出向き、簡易ヘルスチェックを実施)や「IoTを活用したみまもりサービス」の提供(生体・生活データを収集し行う、オンラインによる高齢者の見守り)に取り組んできた。
・令和3年5月末に青森市立浪岡病院内に市民の健康寿命延伸に向けた健康づくりの拠点として「あおもりヘルステックセンター」を設置した。
・この取組に際して、内閣府の地方創生推進交付金(令和2年度から3年間)を活用した。

解決における工夫点

高齢化率や人口密度が全国の市区町村の中央値に近いことから浪岡地区の健康課題を解消するためのサービスを構築することで、全国への波及効果を期待できると考えた。

事例による成果

令和3年度は、モビリティを活用した予防サービスを計18回開催し、228名が参加した。また、みまもりサービスを15名が利用した。

参考資料

本事例は、「総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

■ヘルステックを核とした健康まちづくりプロジェクトHP
https://ahtc.aomori.jp/

■地方創生推進交付金(内閣府)とは https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/souseikoufukin.html

■夏のDigi田甲子園 > 青森県の取り組み https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/aomori.html

■ヘルステックを核とした健康まちづくりプロジェクト
https://www.city.aomori.aomori.jp/byoin-namioka/herusutekku.html

■青森市、「あおもりヘルステックセンター」開設し健康データを分析へ
https://www.city.aomori.aomori.jp/gikai/kako-giketsu/documents/minsei-030525-02-03.pdf

■青森市、ヘルステックを核とした健康まちづくりをフィリップスと推進
https://dcross.impress.co.jp/docs/usecase/001929.html

■ 青森市 × フィリップス・ジャパン健康まちづくり拠点「あおもりヘルステックセンター」運用開始のお知らせ
https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/archive/standard/about/news/press/2021/20210531-solution-aomori-
city.html

■フィリップス×青森市、モビリティ活用で住民の健康促進目指す
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/060102011/

■浪岡病院にヘルステック拠点 産官学が連携
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2021/05/65225.html

事例に関する問い合わせ先

浪岡病院事務局
0172-62-3111

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