徳島県阿波市「母子保健事業における電子母子手帳サービスを活用した子育て支援」

展開地域名: 徳島県阿波市

分野:
子育て
キーワード:
スマホアプリ活用

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解決すべき課題

阿波市において、子育て支援情報の周知については、これまで、ホームページに加え、広報誌、個人通知などで行っていた。一方で、ホームページや広報誌ではタイムリーな情報更新ができないなど、発信ツールによる課題も認識していた。

解決の手法

実際の母子健康手帳の記録としての機能を補完するとともに、妊娠・子育てに関する不安や孤独感の解消、負担の軽減を図るため、阿波市母子手帳アプリ「ぽかぽか」を導入し、妊娠から出産、子育てまでの各段階をきめ細やかにサポートした。

アプリを活用し、妊娠期の方に対しては、妊娠中の記録や思い出を写真とともに保存し、パパやおじいちゃん・おばあちゃんとも共有できるとともに、妊娠中の身体に関する情報や出産後必要となる地域の育児情報など、妊娠中から必要な情報を手軽に入手できるなど、きめ細やかなサポートを行う。

出産後から子育てを行う方に対しては、地域のイベント、子育て施設、補助金など育児・生活情報の発信を行うとともに、妊娠期から継続した写真の記録、家族間での共有など、長期的なサポートを行う。

解決における工夫点

■妊娠から出産、子育てまでの長期間を切れ目なく支援できるよう、情報を盛り込むとともに、長期的に利用していただけるよう、支援情報を発信するだけでなく、子どもの成長記録や家族間での共有など、アプリ提供機関と調整し、アプリを利用しやすい機能も加えた。
■ 親しみを持って活用していただけるよう、母子手帳アプリ「ぽかぽか」という名称を付けた。
■ 市役所内で横断的に連携し、アプリ内で入手できる情報量を増やしている。

事例による成果

■令和 3 年度は、母子手帳アプリの登録件数 117 件であった。

令和3年度から母子手帳アプリの活用を開始し、子育て支援情報を発信することにより、子育て世代が必要な情報を入手し、具体的な支援を受ける手続き関係など、「子育て世代包括支援センター」への相談件数が増加しており、着実に子育てに関する不安や負担軽減につながっている。

事例の継続性

継続運用中

参考資料

本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 徳島県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■2022年度 夏のDigi田甲子園 徳島県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/tokushima.html

■阿波市子育てハンドブック 令和3年4月版
https://www.city.awa.lg.jp/docs/2011070700026/file_contents/Hand-Book2021.pdf

■エムティーアイの母子手帳アプリ『母子モ』が徳島県阿波市で提供を開始!
~アプリを活用し、子どもが笑顔いっぱいに育つまちへ~
https://www.mti.co.jp/?p=28816

■母子手帳アプリ「母子モ」、徳島・阿波市が子育て情報発信ツールとして導入
https://ict-enews.net/2021/04/02mti-4/

■母子手帳アプリ『母子モ』の導入を検討している自治体の方へ
https://www.mti.co.jp/?page_id=22020

関連する図表・動画

■2022年度 夏のDigi田甲子園 徳島県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/tokushima.html

事例に関する問い合わせ先

健康福祉部健康推進課

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