福島県郡山市「デジタル技術をフル活用した迅速な要介護認定事務」

展開地域名: 福島県郡山市

分野:
医療
キーワード:
業務効率化
AI

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解決すべき課題

高齢化の進展により、介護を必要とする方も年々増加し、要介護認定を希望する方が増えることで、事務に携わる職員の負担と労働時間も増加していた。本来であれば、申請から認定までを 30 日以内で処理しなければならないが 40 数日かかってしまっていた事務を限られた職員数で、効率的に処理する手段として、近年急速な進化を遂げているデジタル技術に着目した。

解決の手法

要介護認定事務の各フェーズにおいてAI等のデジタル技術を導入し、業務フロー・内容の見直しを行い、市民の利便性向上と業務の効率化を実現している。

〇フェーズ1(要介護認定申請)
オンラインによる手続きに対応。申請者がスマホやPC等から、時間や場所を選ばず申請が可能となった。

〇フェーズ2(認定調査)
認定調査時にモバイル端末機を活用することにより、ペーパーレスや調査票作成時間を削減した。

〇フェーズ3(調査票の確認作業)
人間の目で行っていた調査票の整合性チェックに、AIの自然言語処理技術を採用。作業時間を削減するとともに、高いレベルでの公平・公正な確認を実現した。

〇フェーズ4(介護認定審査会)
介護認定審査会をオンライン(Web 会議)で実施することで、審査会委員のムーブレスを実現。同時に会議資料も紙から電子に変更しペーパーレス化させるとともに、資料作成に係る作業時間を削減した。

本事業においては、株式会社NTTデータ東北と連携している.

解決における工夫点

■取組を推進する前に、業務毎の処理プロセス・ボリュームを数値化して目に見える形にまとめる等、棚卸を実施。これにより自動化すべき業務と人が処理した方が良い業務との仕分けと、取組の優先順位付けをすることができた。

■AI導入については、「AIで自動化できないか?」との現場のアイディアからスタートし、連携企業とシステム化までつなげたもの。

■2019 年 4 月より株式会社NTTデータ東北と協議を重ね、2019 年 12 月から 2020 年 7 月まで共同で実証実験を実施。良好な実験結果によりシステム化が実現し、2021 年 3 月から全国で初めて実装することに成功した。

事例による成果

■調査票の確認作業は、これまで 1 件当たり平均 45 分程かかっていたが、AI導入後は約 15 分と、60%程度削減することができた。

■2021 年度の申請件数は 15,445 件で平均処理日数は 35.7 日。直近の同程度の申請数があった 2018 年度と比べても 10 日程度処理日数を短縮するなど市民サービスの向上が図られた。

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2022年度~継続運用中

参考資料

本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 福島県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■2022年度 夏のDigi田甲子園 福島県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/fukushima.html

■要介護認定支援AIサービスの実施による認定時間の短縮について
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/24610.pdf

■要介護認定事務の負担軽減へ 株式会社NTTデータ東北様と郡山市がAI言語処理技術の
適用について 実証実験を行います
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/14624.pdf

■第6回優秀カイゼン事例 発表会開催!
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/17955.pdf

■令和2年9月補正予算の概要
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/15631.pdf

■第八次郡山市高齢者福祉計画・郡山市介護保険事業計画(地域包括ケア計画)
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/24545.pdf

■2022年度(令和4年度)DX関連6法活用推進本部 本部会
https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/43969.pdf

■要介護認定作業でAI活用へ 福島・郡山で実証実験
https://www.asahi.com/articles/ASMD43WK6MD4UGTB006.html

■NTTデータと郡山市、要介護認定事務におけるAI実証実験の最終報告
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20200727-1177855/

関連する図表・動画

■2022年度 夏のDigi田甲子園 福島県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/fukushima.html

事例に関する問い合わせ先

保健福祉部介護保険課

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